MsgBox関数：Excel（エクセル）マクロ

MsgBox関数とは

MsgBoxとは、メッセージウィンドウを表示させたり、「OK・キャンセル」や「はい・いいえ」などのボタンを表示しユーザーに選択してもらうウィンドウです。
「削除してもよろしいですか？」「保存しますか？」などよく見るのがMsgBoxです。

構文： MsgBox(prompt,buttons,title,helpfile,context)

引数の説明 （引数とは、関数に渡すパラメータ[括弧内の変数]です）

• prompt ： （省略不可） ダイアログボックスに表示する文字列を指定します。
• buttons ： （省略可） メッセージウィンドウ表示させるボタンやアイコンを指定します。
• title ： （省略可） ダイアログボックスのタイトルを指定します。
• helpfile ： （省略可） ヘルプファイルを指定します。
• context ： （省略可） ヘルプファイルのページを示す、IDを指定します。

buttonsの指定は、下記のボタンとアイコンを ＋ で組み合わせ指定します。
例えば、vbYesNoCancel + vbExclamation などです。

Msgboxボタンの種類

定数	内容
vbOkOnly	OK ボタンが表示されます
vbOkCancel	OK ・ キャンセル ボタンが表示されます
vbAbortRetryIgnore	中止 ・ 再試行・ 無視 ボタンが表示されます
vbYesNoCancel	はい ・ いいえ ・ キャンセル ボタンが表示されます
vbYesNo	はい ・ いいえ ボタンが表示されます
vbRetryCancel	再試行 ・ キャンセル ボタンが表示されます

Msgboxアイコンの種類

定数	内容
vbCritical	警告アイコンの表示
vbQuestion	問い合わせアイコンの表示
vbExclamation	注意アイコンの表示
vbInformation	情報アイコンの表示

MsgBox関数の使用例

「MsgBoxの使用例」のプロシージャを作成しました。

1番目のMsgBox ： Prompt を指定しています。
2番目のMsgBox ： Prompt、Title を指定しています。
3番目のMsgBox ： Prompt、Buttons、Title を指定しています。


入力したコードです。
MsgBox関数を使用した、3種類のメッセージウィンドウが表示されます。

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Sub MsgBoxの使用例()
    Dim s As String
    
    MsgBox "マクロでメッセージを表示しています。"
    
    MsgBox "マクロでメッセージを表示しています。", , "お知らせ"

    MsgBox "よろしいですか？", vbOKCancel + vbQuestion, "確認"
End Sub

MsgBox関数の実行

マクロから「MsgBoxの使用例」を実行します。


1番目のMsgBox
メッセージのみ表示しています。タイトルは既定の「Microsoft Excel」となっています。


2番目のMsgBox
タイトルを変更し、「お知らせ」と表示されています。


3番目のMsgBox
「OK・キャンセル」ボタンが表示され、問い合わせのアイコンが表示されています。


Excelマクロのサンプルファイル：フリーダウンロード

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